花粉症の時期真っ只中となり、受診される患者さんが例年より多い印象です。専門科的には、くしゃみ・鼻水・鼻づまりは耳鼻咽喉科、目のかゆみは眼科へ受診することになりますが、どちらの科にかかられても、あるいは当院のようなかかりつけ医にかかられても、症状に対する治療は可能と考えます。

花粉飛散量は、例年と比べると少なく、前シーズン比では増加となっており、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も2021年春は注意が必要とのコメントがあります。(日本気象協会

今シーズンは、新型コロナウイルス感染症による上気道炎症状と紛らわしいため、くしゃみや鼻水が出てしまうと、周囲から白い目で見られ、気まずい思いをすることもあり、「私は花粉症患者です」という意思表示をすることも周囲の方々への配慮かもしれませんね。NHK番組でそのような缶バッジが人気との紹介もありました。

 

日本気象協会「2021年 春の花粉飛散予測(第4報)」

花粉症知らせる缶バッジ配布 コロナ禍で人気 山口 周南